ボールが壁ぎわにあるので、普通の打ち方ができません。そんな時、ボールの後ろに立ち、股の間で打つというスタイルは違反でしょうか。
そもそも、打つフォームに規定があるのでしょうか。
ボールを打つ道具であるクラブについては厳しい規定がありますが、打ち方・フォームについては何もありません。
打ち方のスタイルに決まりはあるか
特に決まりはない
したがって、お問い合わせのような打ち方でも問題はありません。極端な話、しゃがんで打っても良いし、寝そべって打っても良い訳です。
ただし、マナーの面から考えると、寝そべって打つということはお勧めできませんが。
特に2020年3月1日のルール改正後は、ライについて厳しく規定されました。つまり、壁や金網に寄りかかって打つことが禁じられています。体を預けたり、服の一部やポーチなど、身に着けているものが触れることもペナルティになります。
従って、触れそうな場合は「アンプレヤブル宣言」をして、ワンクラブ内での移動をしましょう。
私は壁があって、ボールの左に立てない場合は、後ろ向きになり、右手一本で打つこともあります。この打ち方は、左向きで打つよりは確実性があります。
ただ、この場合はクラブを長く持つと、距離感が難しいし、芯を外して狙いとは違う方向に飛び出すことがあるので、クラブを短く持つのがポイントです。そして、クラブに付けられている矢印をしっかり目標に向かせることが大切です。
左向きに打つよりは上手く行きますよ。是非試してください。
ネット際のボール
植栽やネットがあって、バックスイングがとれない時の打ち方を教えてください。
これも以前にトラブルショットのところで説明していますから、今回は動画で補足しましょう。
バックスイングで植栽や、ネットに触れると罰打になる恐れがありますから、動画のようにクラブフェイスを真っ直ぐ上に上げる感じで打ちましょう。
特に次の点を意識してください。
【A】
1 左右の手を放してクラブを持つ
2 右手は下に伸ばす。この状態でボールの後ろ側に当たるように合わせる。間違ってもこの時ボールに触れないように。触れたら1打です。
3 右手を支点にして左手を下げ、フェイスを下げる。この時、右手首軟らかくしてクラブの動きに合わせる
4 強く左手を上げてボールを叩く。右手首もそれを助けるように合わせる。
プレイヤーによっては、
【B】
3 左手を右ひざに固定して、右手を上げる
4 右手を強く降ろす
という打ち方をする人もいます。
【B】の打ち方は、ネットから少し余裕がある場合に使った方が良いでしょう。
ただ、距離を稼ぐ場合は【B】の方が適しています。
いずれの場合も自分で練習して、打ち易い方を自分の技にしてください。
待ち時間がある時などに練習してみましょう。
ただし、大会の時は前後に練習をすると失格になるので、
注意してくださいね。
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