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パークゴルフ|2020年改正ルール(3)

ルール&マナー
この記事は約4分で読めます。

2020年3月1日改正ルール(3)

きたはち
きたはち
前回までに記載していない部分で、大切と思われる部分を
追記しておきます

 

15 プレーヤーの責任

あるホールのスコア及び集計結果を真実の打数より少なく記録し、当該スコアカード又は用紙を委員会に提出したときは、同伴者も含め、競技失格となる。逆に、プレーヤーが真実の打数より多く記録し、提出したときは、そのスコアはそのまま有効とする。

【解説】これは以前とは変わっていませんが、最後までしっかりと同組の中で確認することが大切です。マーカーだけでなく、同組全員の責任です。

 

16 ボールの拾い上げ

2打目以降は、プレーヤーの判断により同伴者に宣言した上でボールをマークして拾い上げること、また、拭くことができるが、リプレースしなければならない。マークしなかったときは、プレーヤーにペナルティを付加し、そのボールは元あったと思われる位置にプレースしなければならない。

【解説】

これも前回紹介した内容です。今までは、自分の判断でマークしてボールを拾い上げることができたのは、ピンから2クラブ以内にある時だけでした。

今度は、同組の他プレーヤーから要請がなくても、自分の判断でボールを拾い上げ汚れたボールを拭くことができるとなりました。ただし、リプレース(元の位置に置く)しなければなりません。

このリプレースですが、ボールを置いた後、ボールマーカーを外さずに打つとペナルティとなりますので、注意しましょう。

 

17 プレース

動かされたボールをプレースするときは、元あったと思われる位置に、ボールを動かしたプレーヤーがプレースすることが望ましい。

【解説】

ボールがぶつかった時の動きです。以前はぶつけた人または本人どちらでも良い表現がありましたが、ここではぶつけた人がプレースすることが望ましい、と言っています。本人とよく確認して、元あったと思われる場所を確定しましょう。

 

18 プレーの妨げになるボール

プレーヤーは、同伴者から自分のボールをマークして拾い上げるよう要求されたときは、そのボールを拾い上げるか又は先にプレーするかのどちらかを選択することができる。

【解説】

このことは以前とは変わっていませんが、例えば20m以上も離れているボールに対しては、競技の進行上要求しないような「思想」がありましたが、マークの要求は、何メートル先までとする距離の規定はないので、原則として要求を拒否できないことを補足しておきます。

19 動かせない障害物

動かせない障害物の中、又は上にボールがある場合やボールがこれに接近してために、プレーヤーのスタンス又はストロークの妨げとなる場合は、動かせない障害物による障害が生じたものとする。

前項の障害により、ボールをストロークできないときは、アンプレヤブルを宣言して救済を受けることができる。

【解説】

ストロークするときに、この障害物に触れるとペナルティが付加されます。

前回の「8 ライの改善」にも関係していますが、ネット(金網も)やOB杭は動かせない障害物です。今回の改正では「触れてはならない」と言っていますので、少しでも触れそうな心配がある場合は「アンプレヤブル宣言」をしましょう。改正後は1打のみで済みます。

大木は寄りかかっても動くことはありませんからペナルティにはなり難いですが、小枝や葉っぱは生長物に触れたとしてペナルティになるので、要注意です。

 

20 カジュアルウオーター

一時的なカジュアルウオーターは(中略)救済を受けることができる。なお雪及び自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択により、カジュアルウオーター、又は動かせる障害物として処理することができる。

【解説】

雪や氷については前回までは明記されていませんでした。この改正の要請はおそらく北海道のプレーヤーから出されたものでしょう。これで心おきなく雪をどけることができます。

21 競技の管理運営(抜粋)

・練習場

競技開始前、委員会は練習場やコースの全部又は一部について練習を認めることができる。

・ペナルティ

委員会は、競技会で本規則に記載のない事象が発生した場合、競技の上、ペナルティを付加又は減免することができる。

・競技失格

委員会は、競技失格を免除すること及び競技失格とする旨の規定がなくても、競技失格を課することができる。

・ローカルルール

曲線の通路等でホールが区分されている場合、通路等を双方のホールのOBラインとするようなコースにおいては、白杭による標示が困難な場合に限り、白杭なしで通路のホール側の境界線をOBラインとすることができる。

【解説】

従来、失格については厳しく断定的でしたが、今回、委員会の判断により「ペナルティや失格を免除することができる」と温情的な裁定になったと言えましょう。一方、マナーの面も含めて、会は「失格にすることができる」としています。特に会の運営に当たる人たちは意識しておくべきでしょう。

最後のローカルルールのOBについてですが、ボールが通路に出ても、ホール側の芝に少しでもかかっていればセーフという判断ができる意味で記載しておきます。

(参考:みんなのパークゴルフHP、公益社団法人日本パークゴルフ協会HP)

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