スコアカードの記入法について工夫していることがあったら教えてください。
I.Tさん、今回もお問い合わせをありがとうございます。
スコアカードの記入
大会における記入
大会においては、今日は各ホールをこのように回ったよ、スコアはこうだよ、と報告する意味のあるカードですよね。もちろん、マーカーさんが代表して同じ組のメンバーの成績を報告するという義務があります。
普通はメンバーのスコア(何打でそのホールをホールアウトしたか)を記載し、他のことは何も書いてはいけません。これは他のことを書いていると集計する人の邪魔になるからです。
ホールの距離や他のメンバーの部分は省略しています。ちなみに⑤と○で囲んでいるのはOBを出したということです。もちろん、大会ではこの○も書きません。あくまでも自分用です。
I.Tさんは当初、コースのパー(標準の打数)に対して、同じであれば「ー」をそれよりも1打多ければ(ゴルフで言うボギー)、「1」を記入し、少ない(ゴルフでいえばバーディ)なら「ー1」を記入していたということです。
しかしこれはパークゴルフのスコアがパー33に対して記入しているので、集計の時に33に対していくつ足すか、引くかで出していたようです。
ある時、仲間からアドバイスを受け、9ホールすべてが3で上がったときの27を基準に書いた方が楽だと知り、今ではその方式で記載しているそうです。
次の画像がその考え方です。
「ー、1,ー1」が記載されている欄は、もともとゴルフのパット数を記入するために作られている欄で、ここに3に対していくつ多いか少ないかを記載する考え方です。
集計の時はプラスとマイナスのみ計算すればよい訳ですから、すべてを計算するよりは楽に早くできます。
私の記載法は同じ画像の右の欄です。3の場合は「○」 で済ませ、その他の時は点数を記入しています。
以前は3で上がった時はI.Tさんと同じように「ー」にしていたのですが、雨で濡れた時に記載しているのか空欄なのかがはっきりと分からない場合があったので、以後は「○」にしています。
戦略的な使い方
次は大会前に練習に行った時のコースの状況をスコアカードに記入するというものです。
そのコースで発行しているカードを使います。
記入することは
1 強さ:表示の距離に対して、実際は何mで打つと良いか。+2とかいう数字は芝の状況を見て、2m増やすことです。
2 目印・目標:どこを目がけて打つと良いポジションに来るか。
3 特徴:コースが平らか、左右に傾斜しているか。あるいは上りか下りか。
4 禁止:間違っても行ってはいけない方向。
こういうことを記載しています。
よく使っているコースであれば、どの方向にどれくらいの強さで打てばよいかというのが判っているので、無くても良いのですが、あまり行かないコースはこれがあると当日は凄く強力な味方になります。
コースに標示されている距離だけでは判らない場合が多いですから、実際に打ってみての感覚を記入するのです。
練習では当然コースを最低でも2回は回ります。ですから2回目は1回目より必ずスコアがアップします。極端な場合は9ホールで5打も違うことがあります。ですから、大会の時は少なく見積もっても36ホールで5打はよくなります。これは大きいですよ。
当然、大会当日はピンの位置が変わっていたり、雨や風といった天候による違いもありますが、練習の時より強く打つか、弱く打つか、右に打つかラフ越えを打つかといった、今度は「戦術」を変えて攻めることを考えます。
成績アップを狙う人(多くの人がそうだと思いますが)は是非とも工夫して実践して欲しいことです。
例会のカード
私たちのサークルで使用するカードを紹介しておきましょう。
今まではコピー用紙に18ホール分を印刷したものを使っていました。しかし、これはペラペラなので、扱い辛いものです。
そこで、有料のコースに行った時に、少し(2・3枚)多く、カードをもらって来ていました。(コース運営の方、ごめんなさい❣)それをサークルの「スコアカード入れ」の箱にストックしておいて、例会で使用していました。
ところが一昨年から、サークルのメンバーの一人が例会用のカードをパソコンで作成してくれるようになりました。次の画像がそうです。
これはA4の用紙に2枚分を印刷して、半分にカットしたものです。以前の物より厚みがあるので、扱いやすくなりました。
例会の前の○には、何組のグループかを記入します。これはマーカーになった人です。それ以外の人は回数を記入したり、その日の天候を記入したりする人もいます。
そしてこのカードの特筆すべきは「防水スプレー」が施されていることです。これで雨の日も助かっています。
付記:組み分けについて
大会や例会では誰と同じ組になるかは、結構関心の高いもののようです。そのため、事務局や幹事になった人は苦労をします。
そこで私たちのサークルではその日の開会前にくじ引きによって組み分けをしています。いまでは大会でもそうしています。なぜなら、苦労して組み分けをしても当日欠席したり、申し込みをしていない人が来たり、と対処に苦労をしていたこともあります。
一応、大会の場合は申し込みの関係で人数の把握だけはしておきますが、当日の人数の変化に柔軟に対応できるようにしています。
くじは割りばしで作り、「①、1-2、1-3、1-4」「②、2-2、2-3、2-4」という数字が書かれています。○はマーカーに当たった人、その他はカードに記載する順番で、開会式ではこの順に並びます。
マーカーはすべての人ができるように、と考えたものです。どうしてもできない人がいる場合は組の中で話し合って決めます。
和気あいあいとして良い雰囲気ですよ。
スコアカードも使い方によっては武器になります
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