パークゴルフ｜ルール事例集（月間パークゴルフ新聞より抜粋）

きたはち

「月間パークゴルフ新聞」の９月号に掲載されたルール事例集はご覧になった方も多いと思いますが、その抜粋と、一部私見を交えて紹介します。

ルール事例集

スタート前

【質問１】首に手拭いを巻いたり、日焼け防止のために頬かぶりをしてプレーした。

回答＆説明：服装に関しては、特に決まりはありませんが、私の仲間にもいました。やんわりと注意しましたが、案外頓着しない人っているものです。宮崎県でプレーした時、野良着と長靴で回っている農家のお母さん達がいました。地域の文化みたいなものかもしれませんが、私たちはスポーツにふさわしい服装をしましょうね。

【質問２】雨が降っていて、芝生が濡れているので、かかとの高い長靴を履いてプレーした。

回答＆説明：雨降りでなくても、芝生を傷めるような形状の靴を履いてプレーをしないようにしてください。雨の時のパークゴルフ用シューズも販売されています。

【質問３】ローカルルールとは？。

回答＆説明：特定のコースや大会のみに適用されルールのこと。例えば、その大会のみに使用される構造物を、臨時の障害物とすることや、打ち止めを設定すること、杭なしで通路をにする等があります。開会式で発表されるので、聞き間違いのないように注意しましょう。

【質問４】以前ゴルフをやっていたので、スパイク（ソフトスパイク）シューズを履きたい。

回答＆説明：コース管理のため、使用できるシューズを制限しているコースもありますので、そのパークゴルフ場に問い合わせてください。

【質問５】回答＆説明：競技大会で、指定練習グリーン以外での練習が禁止されているのにもかかわらず、ティーグラウンド近くでパッティング練習のため、ボールを打った。

回答＆説明：練習ストロークとしてのペナルティ（２打）が付加されます。この場合は、委員会が練習ストロークを行った以降、最初のストロークにペナルティを付加することになります。待ち時間にちょっとボールを転がす練習をする人を見たことがありますが、これも違反です。

【質問６】ボールのプレース、リプレースの意味を教えて。

回答＆説明：プレースとはOB、紛失球、カジュアルウオーター、修理地、誤球、アンプレヤブルおよび「動かされた」等のボールを、規則に基づいた位置に置くこと。
リプレースとはマークして拾い上げたボールを元の位置に置くこと。

【質問７】雨の日の大会で、「傘を差したい」と言ったら、パークゴルフでは合羽を着るべきであり、「傘を差したらペナルティ」と言われた。

回答＆説明：プレー中に傘を差してもペナルティはありません。主観的に「ペナルティ宣言」をする人が時々おいでのようです。疑問があったら、他の複数の人に確認しましょう。

ティーグラウンド

【質問１】ボールの位置が見えないホールで、同伴者のボールがぶつかるかどうかを確認しに行った。

回答＆説明：同伴者全員がティーショットを終わるまでは、原則として前方に出てはならないとされています。過去にボールが当たって死亡事故が発生しているので、安全優先のためです。打球が同伴者のボールにぶつかるかどうかの確認が必要な場合は、周囲を十分に確認した上で、できるだけ安全な位置から確認してください。

【質問２】同伴者にハザードの位置やカップの位置を聞いたり教えたりする.

回答＆説明：公知の事（ハザードの位置、グリーン上のピンの位置等）を聞いたり教えたりすることは助言・示唆には当たりません。

【質問３】プレイヤーが アドレスに入ったのに周りの人が大きな声で話をしている。

回答＆説明： プレイヤーがアドレス中は静かにしましょう。立場を自分に置き換えて考え自分が嫌なことは他の人も嫌なものです。

【質問４】グリップが雨で濡れているので滑り止めのスプレーを吹きかけた 。

回答＆説明：滑り止めのスプレーを使うことは問題ありません。

【質問５】 雨で手が滑るためグリップにすべり止めテープを巻いた。

回答＆説明： 滑り止めのテープをグリップに巻くことは問題ありません。（ただし、クラブ検査後に巻いた場合は再検査が必要です。

【質問６】雨で手が滑るためグリップにタオルを巻いたままストロークした。

回答＆説明： 滑り止めのタオルを巻いた状態でクラブ検査を受ける必要があります。 検査を受けずにストロークすると一時的なクラブ改造になり失格となります。

【質問７】32 mm の高さの Tティーを使ってティーショットした ＮＰＧＡ 限定品（ティー の高さは23ｍｍ以下）以外の用具を使用すると競技失格になります。同伴者はストローク前に注意すべきです。

【質問８】トイレに行ってる間にクラブを間違えられ、仕方なく同伴者に確認のうえ、代わりのクラブを使用した。
①代わりのクラブは取り違いされた検査済のクラブであった。（ 競技役員による再検査は受けないままスコアを提出した）

② 代わりのクラブは自分で持っていた予備のクラブ（未検査）であった。（競技役員による再検査をスコア提出前に受けた）

回答＆説明：クラブを紛失した場合（取り違いも含む）、クラブが見つかった時は同伴者の確認を得てこれを使用することができます。見つからない場合は他のクラブを使用することはできますが、同伴者の確認及び競技役員による再検査が必要です。
①代わりに使用したクラブが検査済みであった場合は、ストローク前に必ず同伴者に対する確認が必要ですが、競技役員による再検査は不要です。
②代わりに使用したクラブ未検査であった場合は、ストローク前に必ず同伴者に対する確認が必要であり、スコア提出前に競技役員による再検査が必要です。

【質問９】 D グラウンドから他の人のクラブで打ってしまった。２打目の前に気がつき同伴者の確認の上自分のクラブに変えてプレイしたがペナルティはあるのでしょうか 。

回答＆説明：他の人のクラブでのストローク数に応じてペナルティーを付加します。クラブを紛失した場合（取り違いも含めて）、クラブが見つかった時は同伴者の確認を得てこれを使用することができます。

【質問10】打順を間違えて打った。

回答＆説明： 打順を間違えてもペナルティはありません。そのままプレイを続けます。ただし、打ち直しをするとアクシデントストロークのペナルティが付加されます。

【質問11】二人のプレイヤーが時間の節約のため合意の上で違う順番にティーショットした。

回答＆説明：ティーショットの打順、第２打目以降の打順を変えてもペナルティはありません。準備ができた方から打っても良いことになっています。

【質問12】常設している ティー を使わず自分の Tティーを使ってもいいのか。

回答＆説明： LPGA 認定品であれば問題ありません。

【質問13】ティーショットのボールは、ティーマークやティーラインを通過させなければならないのですか。

回答＆説明：ティーアップエリア内からボールを打てば通過させなくても問題ありません。

【質問14】ティーアップしないで1打目を打った。

回答＆説明：一打目は必ずティーを使用しなければなりません。ティーを使用しないでストロークするとペナルティが付加されます。ストロークの前に同伴者が注意すべきです。後から「今のはペナルティーだ」というのは人間性を疑われても仕方がないですね。お互いに注意してあげましょう。

【質問15】左足がティーラインを跨いだ状態でストロークした。

回答＆説明：ティーグラウンドから足を出してストロークすることはできないが、ティーラインを跨いでストロークしてもペナルティはありません。

【質問16】ティーアップエリア外にティーアップして打ち、そのボールが OB になった場合は？

回答＆説明： ティーアップエリア外からのプレイによるペナルティの２打＋OB ＝４打が付加となります。

【質問17】１打目をティーアップエリア外にティーアップして打った。

回答＆説明：ティーアップエリア外にティーアップすることはできません。エリア外からストロークするとペナルティが付加されますス。ストロークの前に同伴者が注意すべきです。

【質問18】かかとがティーグラウンドから出ているまま打った。

回答＆説明：ペナルティが付加されます。これもストロークの前に同伴者が注意すべきです。

【質問19】打球方向を決める目印として松の木を選びその方向に打った。

回答＆説明： 打球方向を決める目印として周辺の自然物を利用することは問題ありません。

【質問20】ティーウエイトを目標方向に向けて打つとペナルティになるというのは本当ですか 。

回答＆説明：ティーウエイトを目標に向けてストロークするとペナルティが付加されます。状況が分かりにくい人のために記載すると、ティーに付けられた紐の部分とおもりの部分を言います。この紐の先を目標方向に向けて真っ直ぐに置くことを言っています。

きたはち

以前に紹介した内容と重複しているものもありますが、改めて注意する意味でも確認しておきたいものです。