今回も月間パークゴルフ新聞１２月号に掲載された内容から抜粋でお知らせします。
グリーン（カップ周り）
【質問1】マークを要求されたとき、及びカップから２クラブ以内のマークについて、どの時点で「プレー中」のボールであり、どの時点で「プレー中」のボールでないか教えてください。
回答＆説明：ボールマーカーを置いた時点で、「プレー中」のボールではなくなり、拾い上げたボールを元の位置に戻して「ボールマーカー」を外したときに、「プレー中」のボールになります。
【質問2】グリーン上で自分のボールを拾い上げた後、誤ってボールを同伴者のボールに当てて動かしてしまった。
回答＆説明：動かした同伴者のボールは、元あったと思われる位置にプレースしてプレーを続けます。（※拾い上げたボールはプレー中のボールではないため、誤って相手のボールに当ててもペナルティはない）
【質問3】同伴者からＯＫが出たのでボールを拾い上げた。
回答＆説明：ストロークプレーは必ずホールアウトしなければなりません。カップインせずに拾い上げた時は、ペナルティを付加し、ボールが元あったと思われる位置にプレースしてプレーを続けます。
仲間内でよく行われているかもしれませんが、正式には求められません。気を付けましょう。
【質問4】同伴者からＯＫが出たので、ホールアウトしないまま、次のホール以降のプレーをし、スコアを提出した。
回答＆説明：カップインせずにスコアを提出した場合には、その組全員が競技失格になります。
【質問5】同伴者がホールアウトを確認せず、第３者からホールアウト不履行の指摘があった。
回答＆説明：カップインせずにスコアを提出した場合は、その組全員が競技失格になりますが、スコア提出前にホールに戻り、カップインをし直した場合には、ペナルティを付加しホールアウトが認められます。
【質問6】片手で打ってカップインさせたら、同伴者からペナルティといわれた。どうなんでしょうか？
回答＆説明：片手でボールを打っても違反行為にはなりません。ただし、ボールとクラブの間隔を取らないでボールをかきよせる等すると、不正打ちになりペナルティが付加されます。正しいスイングでストロークするように心掛けてください。
【質問7】パッティングしようとしたら、ボールが動き出したがそのまま打った。
回答＆説明：１ストロークと動いているボールを打ったことによるペナルティが付加
されます（つまり３打）。ボールが止まった位置からプレーを続けます。
【質問8】ホールインワンをしているのに間違って同伴者のボールを打ってしまった。
回答＆説明：「誤球」によるアクシデントストロークのペナルティが付加されます。
ホールインワンは有効であるので、合計でスコアは３となります。ホールのプレー中にボールを取り替えることはできませんが、次のホールでプレーするときには、ボールを取り替えることができます。
【質問10】グリーン上でパットするときに拾い上げたボールではなく予備のボールをリプレースした。（ボールマーカーを外した）
回答＆説明：ボールマーカーを外す前に気が付いて、正規のボールに取り替えたらペナルティはありません。
ボールマーカーを外すとプレー中のボールとなり、規則で許されているボール交換とならないためペナルティが付加されます。
【質問11】カップから２クラブ以内のボールの処置は？
回答＆説明：三者択一です。
① 先にカップインさせることができる。
② マークをすることができる。
③ そのまま置いておくことができる。（マークの要求がない場合）
【質問12】ボールにマークをする場合、同伴者に同意を求める必要があるのですか？宣言だけでもよいのでしょうか？
また、ボールをそのままにしておいてと言われたら、どうしたらよいのでしょうか？
回答＆説明：ボールにマークをする場合は、宣言だけで同意は必要ありません。また、ボールをそのままにしてと言われてもマークが優先されますが、マークの要求がないのに遠くにあるボールをマークしに行くのは避けるべきです（これは時間がかかるためと考えてください）。
※カップから２クラブ以内のボールは宣言しなくてもペナルティは付加されませんが、マナーとしては同伴者に宣言することが望ましい。
【質問13】グリーン上で、パッティングしたとき、自分のボールを打ったらフォロースルーで相手のボールにクラブが当たってしまった。誤球か？
回答＆説明：誤球の扱いにはなりません。クラブが当たって動いた同伴者のボールは、元あったと思われる位置にプレースしてください。
【質問14】カップの縁に止まっているボールが、風で動いてカップインした。
回答＆説明：プレーヤーの動作によらずに動いたボールはカップインが認められま
す。
【質問15】アドレス後にパットしようとしたら、風が吹いてボールが動いた。
回答＆説明：プレーヤーの動作によらずに動いたボールは、ストロークには数えません。ボールが止まった位置からプレーを続けます。
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