
皆さんからの質問の中でも比較的多いのがOBについてです。
少し解説を加えながら答えていきます。
OBについて
OBについての解釈
皆さんからの質問の中でも比較的多いのがOBについてです。
少し解説を加えながら答えていきます。
OBかどうかの判定は、機械的で人によって判断が変わることはありません。
今更、記載するまでもないとは思うのですが、同じ組の人でも判定が異なることがありますので、しっかりと基準となることを身に付けておきましょう。
OBの判定の方法
さて、OBの判定のしかたですが、真上から見たら、直近のOB杭2本を結ぶ線の内側(フェアウエイ側)から少しでもボールが見えることができれば、セーフです。
この図では真ん中のボールのみがセーフですね。
ここで、よく間違いが起こるのは、OB杭が傾いている場合です。
2つの杭を結んだ線とは杭が地表に出ている一番下を結んだ線のことです。
この図では手前の杭の一番上で見ると、セーフにみえますが、一番下の線ではコース外になるので、アウト、つまりOBです。
このあたりは、仲間内ではまあまあという判定にしてしまいそうですが、大会では記載したとおりの判定です。
誰が判定するのか
同組の一人でも「OB」という判定をすれば、OB扱いです。多数決ではありませんので、お間違いなく。
難しい場合はマーカーの判断にゆだねます。また、この判定は同組の人が行うものですから、他の組のメンバーに聞くものではありません。
よく、前の組が「セーフ」とか「アウト」とかジェスチャーで知らせている場面があります。
気持ちはわかりますが、これをしてはいけません。マナーに反します。
質問の内容と解釈
ここでの質問すべてに通ずることは、ティーショットしたボールは止まった位置のあるがままに、というのがルールです。
そのことを頭においておけば、判断を誤ることはありません。
そのことを念頭において、次の質問内容を考えてください。
質問1:ティーショットしたボールが左側にあるOB杭に当たって、ティーグラウンドの後方に止まった。どこから第2打を打ったら良いか。
回答:もし、ボールがOB杭を越えた位置にあればラインを切った場所から、2クラブ以内にプレースして打ちます。
OBでなければ、止まった場所からあるがままで打つ。救済を受けられる場所にあれば、救済されることになります。
質問2:Aさんが打ったボールがOBラインを越えてネットで止まった。続いてBさんが打ったボールが、ネットを直撃し、Aさんのボールがネットに弾かれて、セーフの位置に来た。BさんのボールはOB。どう判定したら良いか。
回答:ティーショットでボールが止まった位置で判定するから二人ともOBとなります。
質問3:OBの判定が難しいボールについて。打った本人はセーフを主張したが、競技役員がいなかったので、多数決でOBと判断した。そのことについて本人からクレームが出た。
回答:上記したように、同伴者の一人でもOBと判断すればそれはアウトです。埒があかない場合は、ボールはそのままで競技役員の判断を待ちましょう。役員が来るまでに後続の組が来たら、次の組にパスをして、進行の妨げにならないようにしましょう。
質問4:OBになったボールをクラブで引き寄せて拾った。ペナルティが付いて、4打となるか。
回答:OBゾーンでのボールで、プレイ中ではないのでペナルティとはなりません。2打罰のみが与えられるだけです。
質問5:OBになったボールを拾い、OB杭を結ぶラインを切ったと思われる場所にボールを置いて打った。問題はないか。
回答:OBライン上に置くことは、カップに近づいたということでペナルティを課せられる危険性があります。OBラインを切ったと思われる場所から2クラブ以内で、カップに近づかない場所にプレースします。
質問6:ボールがOB杭の内側に止まっていると自分で判断して打ったところ、同伴者からセーフかどうか確認していないと言われた。どう処置したら良いか。
回答:OBかどうかの確認は同伴者が行うことになっています。その確認をしなかったので、処置違反のペナルティが付きます。したがってOBと違反で4打罰となります。
この場合、自分でOBと判断して打った場合はOBの2打罰のみです。
質問7:ボールがOBゾーンに入ったので、クラブでボールをかき寄せて打ったら、OBと不正打ちで4打罰だ、と言われた。どうなるのか。
回答:OBになったボールを取り出すのに、クラブを使うことは禁じられてはいません。例えば毒蛇や毒蜘蛛、毒虫その他危険なものが隠れている恐れもあるから禁じていないのです。ボールを取り出した後は、手でひろって、規則にしたがって近づかない方向に2クラブ以内の場所にプレースしてプレイを再開しましょう。

ルールは罰することが狙いではありません。意地悪な判断ではなく、適切に処置しましょう。
(参考:日本パークゴルフ協会HP、オフィシャルガイドブック、めきめき上達パークゴルフ・北海道新聞社編)
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