ボールを打たないティーショット練習

例によってYPGさんの動画です。
今回はボールをよく見て打つという動画の続編です。
ボールを打つと、その打撃音が響いて、家人からも迷惑がられます。私は車庫に毛布を垂れ下げて、その練習をしましたが、それでもうるさいと言われました。
ですが、ボールを打たなくても、ティーショットの練習ができるという内容です。むしろ、ボールが無い方が密度の濃い練習になるというお話です。
ボールを打つ場合の練習
まず目標に向かってセットアップしますどちらの方向に打ちたいか、打ちたい方向に対して正対します。YPGさんは少しオープンに構えますが、これはあなたの一番打ちやすいスタイルで構えれば良いことです。
大事なことは、打ちたい方向に、フェース面が向いてることです。あとボールを見るということについてですが、ボールのどこを見るかです。多くの人は、ボールの上を見てるんですが、そこではなくてこれから打つ場所、つまりボールの横を見るのです。自分から見ると打ちたいところです。
打ち終わった後も、ティーアップしてあった場所をずっと見ています。これがボールを見ると言うことについて、前回解説したことです。
これは、打ち終わった後も、自分のボールを置いていたティーがどうなったかということを確認するというくらいまで目を離さないことです。
ボールが無い場合の練習
理想は、少しティーがわずかに動く程度に打つことです。動画ではかすかにティーが揺れた感じですね。
これは何が違うのかと言うと、ボールに対してクラブが当たるのが上なのか、真ん中に当たってるか、下に当たってるかの違いです。下に当たった場合はティーが飛ばされ、いわゆるダフリになりがちで、力がうまく伝わりません。また、ボールの上に当たると、ボールは上がらず、転がるだけになりますね。
ティーがまったく動かないように打つのが一番いい打ち方です。この練習はボールだけいつも打っているとなかなか出来ません。打った時、ボールがどの位置に当たったか、真っ芯よりもちょっと下とかちょっと上というのは打った感覚ではあまりわかりませんね。
ですから練習するときはティーだけで打ちます。自分の体の上下動がどれくらいあってどれくらいの確率できちんと ティーを打っているかを確認します。ティーが飛んでいくようなのではなくてシュッとかするぐらいの感じに、どれだけ近づけられるかです。
これを練習するのは非常に有効だと思います。シュッとわずかに動くようになるようにフォームを固めることが必要です。

YPGさんは、この微妙な違いを打ち分けておられます。
このあたり、名人芸と言ってもよいですね。
【スポンサーリンク】
コメント