パークゴルフを企画しているのですが、いつも個人戦のゲームばかりなので、みんなが楽しめるゲームというものがないでしょうか。
そうやって、裏方でいろんな企画をしてくださる方がおいでになるということは嬉しく、また頼もしく感じます。
楽しめるゲームの形
個人戦以外と言えば、すぐペアマッチか団体戦がでてきますが、その中で楽しめるペア戦のゲーム形式をご紹介しましょう。
ペアマッチ
一般的な方式(ベストボール)
二人ずつの組の対抗戦です。
先行・後攻を決めます。ジャンケンでもコイントスでもクジでも構いませんが、ティーショットは4人とも打ちます。
第2打は条件の良いボールを選びます。必ずしも遠くに飛んだボールとは限りません。例えばA・Bさんの組で、第1打はAさんの打ったボールを選んだとすると、第2打はBさんが打ちます。
その後カップインまで交互に打って行くという方法で、その合計ストロークを競います。
次のホールは成績の良かった組の2人が先にティーショットします。A、Bのどちらが先に打つかは自由です。
方法によっては、相手と交互にティーショットするというものもあります。相手がC、Dさんの組とすると、A→C→B→D という順番です。これは企画する人が決めておけば良いことです。
この方式は、打つ回数がほぼ半分近くになりますから、疲れません。
この方式の大会に出場した人の感想を紹介しておきます。
コンペって聞いたら緊張しちゃうけど、ペアならどっちかがよければいいんだよね!って、どこか気楽に参加できるのもポイント♡
自分ではいつも同じようなところにボールが落ちるけど、相手のボールを使うときはいつもとは微妙に違う距離感。アプローチの練習にもなるんです♪
普段のラウンドに比べたら、ペアで行うので相手のことを見る回数が増えますよね。そして多分笑顔でいることが多いです♡ (Gridge より)
楽しさが伝わってくる感想ですね。
フォーボール
これは個人戦と同じ形式ですが、それぞれのホールアウトの成績の良い方をスコアとします。上記の例でAが4、Bが2、Cが3、Dが3だとすると、このホールのスコアはA・B組は2、C・D組は3となります。
以下同様に進めます。しかし、この方式は個人戦と同じように打つので、ベストボールよりは疲れます。
この方式の良い所はグリーン上のボールは、距離の短い人が先に打つことも許されます。だから味方のボールが相手のパットライン上の外にある場合、別の場所にある近くの相方が先にカップインしてしまえば、もう一人が入れても同じスコアならパットをしなくても良くなります。すると相手チームにパットラインを見せないで済むという作戦が取れます。
また、OBになりそうなホールで、相方がまずまずの場所に止めたとすると、もう一人は思い切り打って攻めることができます。もしかしたらOBになるかもしれませんが、上手く行けば良いスコアで上がれる可能性があります。
このように、二人で作戦を話し合いがらホールを回る楽しみがある訳です。
スクランブル
この形式はティーショットは普通に打ちます。第2打からは各組の良い方のボールを選んで、二人が同じその場所からショットするものです。
第2打はAのボールを選択したとすると、そのボールの横に目印となるマーカーを置きます。まずAが打ってから、Bがマーカーのある同じ(ような)場所から打ちます。それで第3打目は、また良い方のボールを選んで、同じ場所から2人が打つ、というものです。
この方式はスコアがすごく良くなります。90台に限らず、80台になることも可能です。あなたが今まで取れなかったようなスコアが出る可能性があります。達成感も高揚します。
フォーサム(ワン・ボール)
各組とも1個のボールだけを使って進めて行く方式です。
例えばA・Bの二人が同じ組として考えます。
1番ホールでAがティーショットを打ったとすると、第2打目はBが打ちます。そして3打目でAがカップインさせたら、次の2番ホールはBがティーショットを打ちます。
このように最後のホールまですべて交互に打つという方式です。
この方式は失敗が取り戻せないので、かなりストレスのたまる方式です。ですが、上級者の対戦だとかなり面白いことになります。
スリーボール
参加者の数が奇数の時は、必ず2人対1人で対戦する組がどうしても出来てしまいます。そんな時に使えるユニークな方式です。
これはもともと、ゴルフマッチで、プロ選手1名とアマチュア選手2名とで競う競技です。私たちはこれを取り入れて、3名でもできるペアマッチにしました。
例えばA・B2人とC1人の対戦の場合を考えます。ティーショットは3人とも打ちます。A・Bの組は一般的な方式と同じですが、Cは1個のボールを一人で打つことになります。
しかし、CがOBになった時だけ、Cはもう1球だけ打つことを許します。でないとCが不利になってしまいますよね。
これは私たちが考えた方法です。これだと参加数が奇数でも十分楽しめますし、3組6人まで一緒に回っても良いので周囲の目を気にしないでもプレイができます。ただし、前の組との開きが大きい場合は、後続の組に先を譲りましょう。イライラさせるのは気の毒です。お互いに楽しくプレイしましょう。
2020年3月1日のルール改正で3組6人のプレイが許されています。ですから参加者が偶数人数偶数組でなくても良いということになり、数を気にしなくて大会が開けます。
「人数が合わないから、俺見学するわ」などという必要がなく、企画側も精神的に楽です。
全体を通して言えることは、ハンディを付けた方が良いのですが、普段のプレイでハンディキャップを決めるのも、ゴルフのようにダブルペリア方式も大変ですから、女性一人につきハンディ2を与えるというのが多く使われています。つまり女性二人の組ならハンディ4、男性二人の組ならハンディ無しです。
多いのは一般的な方式ですが、人数によってスリーボール方式を実施すれば良いのです。皆さんが楽しめますよ。
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