組み分けのじゃんけん

組み分けをじゃんけんで行うことは多いかと思います。
あるグループが、組み分けをしている時に、こういう声が聞こえてきました。
「グーとパーで合った人」
という掛け声です。何となく懐かしい想いをしました。皆さんはどうですか、こういうことをしますか?
これって、無駄が多いですよね。だって、グー、チョキ、パーの3種類を使う方が早く決まると思いませんか?
選択の数が多い方が早く決まる
例えば6人で3人ずつの2組に分けることを考えてみましょう。
これでは決まりません。だからもう一度あいこでやり直すでしょう。ですが、ここにチョキの一人が入ったとすると、
これで、あっさりと2組に分かれますよね。グーの3人とその他で。
これは人数が多い時ほど決まりやすい方法です。12名いて、グーとパーだけではなかなか決まらないでしょう。もちろん、それで一発で決まることもあるでしょうが、確率の問題です。
他の分け方
抽選棒
私たちのサークルでは、以前にご紹介したように、割りばしで当日組み分けをします。これは例会でも大会でもそうです。
これは圧倒的にじゃんけんよりは早く決まりますね。
上の数字は組番号、下の数字はスコアカードに書かれる順番です。整列もその数字の通りに並びます。全体の掌握がかなりし易くなります。
また上の数字の赤い〇はマーカーに当たった人です。私たちのサークルは誰でもマーカーになることを前提としていますし、その訓練でもあります。
全くできない人が〇を引いた場合は、その組の中で話し合って交代しても良いことにしています。
またこれはペア戦を行う時のクジにも使います。
例えば1-1と1-2が同じ組、対戦相手は1-3と1-4ということになります。組も対戦組も一回で決まりますので、大変便利です。
トランプ
トランプを使います。
これも人数に応じて枚数を用意すれば良いので、早く、きれいに決まります。
1組はエースを引いた人、2組は2を引いた人・・・
例えばスペードを引いた人がその組のマーカーになるとしておけば良いのです。トランプはポシェットに入りますので、持ち運びにも便利です。
スタートの打順
大会でも、1番ホールからスタートすれば、打順の抽選棒が設置してありますから問題はありませんが、ショットガン方式だと2番ホール以降はそれがありませんので、私は画像のようなミニ抽選棒を用意しています。
これは綿棒の綿を取って作ったものです。小さいし場所も取らない上、スマートで喜ばれます。あなたもマーカーでなくともこれを用意しておけば、評価が上がりますよ。
昔風で言えば、マッチ棒でも良いですし、スコア記録のための「ペグシル」でも良いです。何か工夫して用意しておいて欲しいですね。
例会・大会を抽選にした理由
このことについて記載しておきましょう。
私たちのサークルでは、以前は担当者が大会毎に組み合わせを考えていました。しかし、これには欠点がありました。同じ人と同じ組になる回数が多い、などというクレームが来ることがあったからです。
気の合う人であれば何回同組になっても良いけれども、そうでない人とは望まないというわがままを口にする人がいるのです。これは残念なことですが。
そこで担当者は、絶対同じ人と2回以上当たらないように、数学的に割り当てをする方法で進めたのです。
そのために、担当者が決めた組み分けを、後で別の2人が点検するということも大変ですが実施していました。
ところがこれも予期せぬことで難しくなりました。それは大会当日欠席する人が出た場合、その場で組を一部だけでも編成しなければなりません。そうなると、同じ人と当たるという結果が出るのです。
そうならないためには、すべて最初からやり直さなければなりません。そんな時間もありませんから、一部で我慢してもらうことになります。そうすると不公平感がでてくるという結果を招きます。
従って、翌年からは大会もすべて例会と同じように抽選で行うということにしたのです。これなら当日欠席者が出ても、申し込まなかった人が急に来ても柔軟に対応できるし、何よりも不公平感はなくなります。
もちろん、同じ人と「また一緒になったね」という場面はありますが、抽選なら誰にもクレームをつけることはできません。
開会式の前に抽選を行いますから、その分の時間がかかりますが、これも誰と一緒かなどという大変興味・関心のある内容になっています。その上、担当者が苦労して組み分けをする必要がないというのが一番のメリットです。

陰には担当者の苦労があるものです。あまりクレームをつけるのはよろしくありませんね。
コメント