
ティーショットをするしないにかかわらず、ボールがティーグラウンドにある場合の対処法がすっきりしない部分があります。

私も一部誤った受け止め方をしていました。細かく考えていきましょう。
ティーグラウンドにあるボールの対処法と罰打
この画像で、1⃣はティーアップした状態のボール、2⃣はストロークしたか、しないに関わらずティーから落ちた状態のボールを示しています。(これはクラブがティーにふれたかどうか、判断が難しいという理由によるものです)
パークゴルフ規則
【ティーアップ】
第9条 ホールの1打目は、ボールを置くためのティーを必ず使用しなければならない。
2 プレーヤーは、ティーアップエリア内にボール全体をティーアップしストロークしなければならない。
3 プレーヤーは、ティーグラウンド内でプレーしなければならない。(足を一部でもティーグラウンド外に出したままストロークしてはならない)
4 方向を決める目印を置いてストロークしてはならない。(2打目以降の同じ)
5 前項に違反してストロークをしたときは、ペナルティを付加する。
6 ティーショット後、ボールがティーグラウンドに残っている(ティーグラウンドに掛かっているボールを含む)場合は、ストロークを行ったとはみなさず、再度ティーアップして、ティーショットすることができる。その際、ティーアップせずにストロークした時は、2打目以降のプレーとして扱う。(このルールは、落ちたボールを拾う方が絶対有利だから、そのまま打つ人はいない、と考えていました。【スタッフM】)だから、ティーアップしないで打った場合と異なります。)
※ティーグラウンド上でスイングによらずボールに触れたり、動かしたりした場合は、ペナルティを付加しない。
7 ティーグラウンドで他人のボールをストロークした場合、ボールの持ち主の了解が得られた時は取り替えたボールとして扱い、了解が得られなかったときは誤球として処理する。
解説
上記図で1⃣の状態で打てば、普通のティーショットですね。
ところが、ストロークをしてボールが2⃣の状態に転がった場合、これを拾って1⃣の状態に戻せば、無罰で再びティーショットができます。
この場合、ボールが動いていて、それを足やクラブで止めて拾い上げても問題はありません。
しかし、2⃣の状態にあるボールをストロークすれば第2打としてカウントされます。この場合、ボールが動いているいないにかかわりません。この規則は第9条の第1項で言う1打目とは異なります。
【ティーマーク】
第10条 ティーグラウンドに設置しているティーマークは、固定物である。自分のスタンス、意図するスイングの妨げとならないようにティーを動かしたり、動かしてもらったりすることはできない。
2 高さのあるティーマーク上にティーアップすることはできない。
3 前項に違反してストロークしたときはペナルティーを付加する。
【ティーアップのボールが落ちる】
第11条 プレーヤーがスイングしていないのに(アドレスでクラブがボールに触れた場合を含む)ボールがティーから落ちた場合、そのボールがティーグラウンド上にあるか否かにかかわらず、ペナルティなしで再度ティーアップすることができる。その際、ティーから落ちたボールをストロークしたときは、2打目以降のプレーとして扱う。
2 ティーから落ちつつあるボールをストロークしたときは、ボールが動いていたか否かにかかわらず、1ストロークに数えるだけで、ペナルティはないものとする。
解説
2⃣の状態で打てば2打目、1⃣に戻せばペナルティなしの第1打目となります。
ボールがティーグラウンドから離れない限り、プレー中のボールにはなりません。

ルールは細部まで考えられています。過去に疑問が出されたときに検討された結果です。ルールはしっかり覚えておいた方が、自分を守ることになりますね。
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